チタンピアスは本当に良いのか

下の画像は純度99.4%国産純チタンポストのスタッズピアス。

ポストは純チタン製ですが、ピアス本体は23金厚メッキ、

スワロフスキーのハートを留めたワイヤーは真鍮製です。

チタンは安定性、耐蝕性ともに非常に高く、

金属アレルギーを起こす可能性が低い金属です。

生体適合性が最も高い金属として、人工歯根や

人工関節、脳動脈瘤用のクリップの材料として

体内にも埋め込まれています。


チタンは空気中で表面に酸化チタンの被膜を作り、

その被膜によって強固な耐蝕性を発揮します。

ピアスホールに通すポストの部分がチタン製だと、

金属イオンが溶け出すこともないので安心です。


ただ、私が気になるのは、ピアス本体のメッキです。

ポストはチタンでも、本体にはメッキが施されています。 

キャッチをチタン製にすれば、耳の裏側は守られます。 

でも、ピアス本体のポストの付け根はメッキ処理され、

その部分が耳に触れてしまうのです。


ただ、これまでに痒くなったというお客様からの報告は

頂いていませんので、耳の表皮に触れるメッキ部分は

大丈夫な方が大部分だと判断しております。

上の画像はLEDA ART楽天市場店の商品画像の一部です。

お客様がお好みのピアス金具を選べる商品に添付しています。


チタンの弱点は、キラキラ感が全くないこと。

色は暗い艶の無いシルバー・・・鉄棒のような色です。

画像3のチタンポストのフープは本体がメッキ製です。

でも、形状的にメッキの部分があまり耳に触れない作りです。

1、2のポストタイプは、キャッチとボールで耳を挟むかたち。

ポストの付け根やボールにはメッキが施されています。


4は医療用ステンレスに23金厚メッキを施しています。

これまでに痒くなったというご報告を数件受けております。

上の画像のDが純チタン製フック金具です。

同じモチーフを下げても、ぐっと地味な印象になります。

正し、体内に埋め込まれるほどの生体適合性を持つチタンのみで

できている最も安全なピアスということになります。

フックピアスはピアスホールに文字通りひっかけるピアスです。

圧迫されることもなく、耳への負担が最小限に留まります。


ピアスの形や金属の性質から考えれば、最も安全なピアスは

チタンフック、チタンフープ、チタンポストスタッズの順に

なることに疑問の余地はないはずです。

医療用ステンレスにも画像Dと同じく無垢のフックがあり、

こちらも抗アレルギー性は高くなります。


セカンドピアスを選ぶ時やアレルギー症状が心配な時には、

チタンフックをお薦めいたします。

金属素材と並び、ピアスの形状が耳への負担の大きな要因に

なることを忘れずにいてくださいね。


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